昨年に引き続き、2度目の参加。今回は私も役員として会場の手伝いに回りましたので、間近に子供たちの頑張りを目にすることができ、うれしかったです。
何よりすごいと思ったのは、4年生のN・Sさんが総合400点満点で部門優勝の決定戦に出場できたことです。名前を呼ばれたNさんは舞台に上がり(!!)他の満点者10名(!?)とともに決勝問題に取り組みました。ところが驚いたことに、他の誰もそろばんを手にしていないのです。彼らは4級程度の問題はすべて暗算で、1題数秒の速さで解答していくのでした。
指の動きの速さと正確さでは定評のあるNさんも、暗算の速さにはかないません。正直圧倒され、打ちのめされた瞬間でした。選手たちは10問の計算が仕上がるごとに次々と挙手。ややしばらくしてからNさんが挙手。結果10位でした。でも、最後まで投げずに頑張ったNさんは立派でした。本当によく頑張ってくれたと思います。
午後からは読上算・読上暗算の優勝決定戦。私の耳でも聞き取るのが難しいほどの速さで読まれる7けた・12けた(百万~千億)の数を暗算で、8けた・16けた(千万~千兆)の数をそろばんで入れ、一度で勝者が決まらず何度も繰り返し…、圧巻でした。
その後総合競技での千葉県一決定戦。この計算もすべて暗算で、勝負は数十秒で決着。今年の千葉県一は中1の高嶋優君。2連覇となりました。
ちなみに、後刻配られた決定戦の問題は下記の通りです。これを暗算で、数十秒で…、すごいですね。
部門問わずほぼ全員が金賞を手にした当教室の生徒たちですが、うれしさより圧倒された思いの方が強かったようです。でも「どうせ…」と暗い方に考えている様子のかけらもなかったのはさすがです。船橋の大会(11/11)では暗算でやってやる、絶対に満点とる、毎日練習に来る、と静かな熱さを見せていました。